2008年03月16日

「クラシック倶楽部を楽しむ」回顧1

「クラシック倶楽部を楽しむ」 回顧1

[BShi 3月11日放送分]のクラシック倶楽部は、特別番組(ゴルフの中継)で休止になっていました。

ちょうど良い機会なので、今年の2月5日にこのブログを開設してから約1か月間の回顧などをしておきたいと思います。

さて、このブログの管理人は、クラシック音楽を専門に勉強してきたわけでもなく、特別にクラシック音楽のレコードやCDなどにこだわって集めてきたこともない、NHKBShiの「クラシック倶楽部」(朝6時からの放映分)を毎日楽しく見ているごく平凡な一人の視聴者です。

その視聴者の一人が、ある日急に思い立って、クラシック倶楽部に登場してくるアーティストの演奏について感じたことなどを書き留めておこうと決心したのです。

それだけでなく、今までに全く経験のなかったインターネットという媒体を介して情報発信も試みようと思ったのですから驚きです。

このような状況で、開設されたブログが「クラシック倶楽部を楽しむ」なのです。

ですから、書いていることは、あくまでも素人視線によるものです。

この1か月間ほど「クラシック倶楽部」を視聴していて、強く感じることは、画面の向こう側は“プロフェッショナルの世界である”ということです。

きっと、クラシック倶楽部の映像の裏には、計り知れない厳しい訓練の積み重ねがあって、世界の数々のオーディションに挑戦し、その関門を突破した後には、マネージャーやプロダクションなどが世界中を飛び回わらなければならない事情や背景があるのでしょう。

約1か月間ブログを書き続けて、私がそのようなプロの世界について知らないまま、アーティストの演奏に対して不満を持ってしまったことが随分ありました。

例をあげれば、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭2007にソリストとして参加していたチェロのアレクサンドル・クニャーゼフとピアノのボリス・ベレゾフスキーではないかと思います。

彼らは、ドミートリ・リスの指揮するウラル・フィルハーモニー管弦楽団と協演したのですが、演奏の部類としてはどちらかと言えば失敗だったと思います。

聴く側にとっては期待が大きかっただけに、大きな不満が残りました。

しかし、後でよく考えると、これらの演奏がラ・フォル・ジュルネ音楽祭という大括弧で括られていたことを見落としてはいけないと思えるのです。

音楽祭中に、殆ど毎日のように新しいプログラムで出ずっぱりになっているウラル・フィルが、ソリストと十分にリハーサルや打ち合わせをできる筈はなかったのではないでしょうか。

そのような、舞台裏のことを考えれば、逆にクニャーゼフもベレゾフスキーも、ぶっつけ本番に近い演奏環境のもとでトラブルを克服しながら弾き切ったのはさすがにプロだと言えます。

でも、素人の視聴者としては、これからこのようなことがあった場合には、やはり不満だと言わせていただくつもりでいます。

また、わずか1ヶ月間ですが、若手の才能あるアーティストがたくさん登場しました。

最も印象に残っているのは、ギターの大萩康司とデュオ・リサイタルをしたチェロの趙静とピアノの中野翔太だったと思います。

趙静の明るく軽やかなチェロの音色と豊かな音楽性は聴く者を本当に楽しませてくれました。

また、中野翔太のピアノは若々しく挑戦的であり、未知数をたくさん持っているように感じました。

中野には、世界で通用するピアニストになっていくことに期待を寄せたいと思います。

そして、何と言っても、クラシック倶楽部の楽しいところは、思いもよらぬ企画ものに出会えることでしょう。

フランソワ・ブランシェ製作(1765年製)のチェンバロの演奏には感動しました。

中野振一郎が製作されて250年も経っているチェンバロで「スキタイ人の行進」を激しく弾く様はとても印象的で旋律がいつまでも耳に残りました。

そして、「向山佳絵子と仲間たち」では、集まった8人のアーティストたちがそれぞれに楽器を介しておしゃべりをしていたようで、とても楽しいひと時を過ごすことができました。

また、比叡山延暦寺の自然と幽玄な世界で村治佳織が演奏したギターの旋律と音色はどこまでも澄んでいて、周囲の大木の中にまで深く浸み込んでいくようで、聴く者の心に深く共鳴を与えるものでした。

このように書いていくとキリはありませんが、わずか1か月という時間の中で、クラシック倶楽部から得られた感動ははかり知れません。

私の拙い文章ではとても伝えきれないものですが、これからも「クラシック倶楽部を楽しむ」というブログを書き続けていきたいと思っています。

時々、このブログにお立ち寄りいただいている皆さん、本当にありがとうございます。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。

管理人 クラシックマ
posted by クラシックマ at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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